jwc cad
2006年9月22日

jwc cad

まず最初にこの大変有益なプログラムを無償で提供されているniftyのjwc forumの皆様に
心より御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございます。
その昔インターネットがまだ存在しなかった時代に私もniftyの会員でした。
当時はパソコン通信の全盛期で私もお気に入りのforumに随分と投稿した思い出があります。
それでjwcのプログラムのことも知るようになったのです。
最初はこんなプログラムで実用に耐えうるのか?
手で描いたほうが速いのでは?
などと思っていました。
それでも横線、縦線をひいたり円を描いたりして遊んでいました。
このプログラムの威力を知ったのは私が最初に仕事の施工図を書いたときでした。
部材を一つ描くのは慣れなれない私にとってたいへんな作業でしたが、
一つ部材が作成できてしまえば、基準点をクリックしてコピーすれば
それこそあっという間に施工図が完成しました。
このプログラムのためにどれほど楽をさせてもらったか分かりません。
数年に渡る工事の工程表もjwcで作成しました。
工程表の作成はlotus123r23jとの共同作業で行いました。
lotusで作成した工程日数の長さをjwcに横幅として打ち込めば大きな工程表も
あっという間に作成することができ、お決まりの修正作業も簡単に出来るように
なりました。
タイに移住してからは、2000年の10月から約2ヶ月かけてチャイヤプーム県の
自宅の設計を行いました。もちろんjwcを使って図面を作りました。
私は建築は専門ではないのですが、なんとか図面を完成させ2001年の1月から
3ヶ月の工期でタイの我が家を完成させることができました。
チャイヤプーム県の我が家は山また山の超僻地にあり電話回線もまだ届いていないくらいのものです。
近くにはプミポーンアドゥンヤデート国王の建設されたチュラポーンダムがあり大変涼しく過ごしやすい場所です。
家の材料調達は全部自分で行いました。
施工は村の大工さんにお願いし多くの村人もこの小さなプロジェクトに協力してくれました。
毎日10名くらいの村の人々の作業で、わずか3ヶ月であっという間に我が家は完成したのです。
嬉しかった。
もしもjwcがなかったらこんなに短期間で我が家を完成させることはできなかったことでしょう。
最後にもう一度 jwc cad を作成された多くの皆様に感謝の気持ちを述べさせていただきます。
どうもありがとうございました。

kiyoshi matsui from Khonkaen, Thailand


これは私が友人に送ったメールのコピーで jwc cad について語っています:
旅の終りに
以下は jwc cad で描いたチャイヤプームの自宅の図です:
一階天井
一階東側
2階梁
2階天井
二階床
二階壁
階段
天井
電気配線
排水構造図

建物外観
基礎構造図
給水構造図
天井構造図
休息所
プール
村のお寺増築概要図
ユーティリティー
数量計算書(lotus123r23j)
工程表(sample)

戻る


01 旅の終りに


2006年7月18日

旅の終りに

どんなに楽しい旅であっても、終りのない旅はない。
また、どんなに苦しい旅であっても、終りのない旅はない。
どんな種類の旅であっても、終りはかならずやってくるのだ。
旅は人生の縮図であるともいえるし、
旅とは実は人生そのものだということもできる。

私は35才のときから海外の仕事、主に政府の無償援助関係の
仕事をする部署で働くように命じられた。
海外の仕事が下火になって、日本に一時帰国していて、
日本のあまり魅力のない仕事にまわされた時期にも、
私は、
春のゴールデンウィークと夏の盆休み、冬の正月休暇には、
もしこの時期に日本にいれば、かならず海外旅行にでかけた。
この海外旅行を堂々と、会社になんら気後れすることなしに、
毎回行うには、かなりの努力が必要であった。

海外の仕事を契機に、私はパソコンを導入した。
ソフトは表計算のロータス123の米国版(日本ではまだ発売されていなかった)
と、cad (computer aided design) プログラムであり、cad は ニフティーの
jwc forum から無償で供給されている jwc cad をダウンロードして、
パソコンを使用した製図システムの技術を習得した。
製図についてはドイツのロトリング社から発売されている
A3 サイズ専用の小さなドラフターを購入して、
これを長いこと愛用していたが、作業能率の向上には
限界を感じていた。それでもこのドラフターを使用して
普通の社員よりは速い仕事ができていた。

ロータス123とjwc cad の威力はすさまじかった。
何の仕事をするのかにより作業効率の向上の率は異なっていたが、
私はこの2本のソフトをベースにして最大で普通の社員の10倍の
スピードで仕事をこなす技術を習得していた。
この技術の習得以降、会社は私になにも言わなくなった。
海外旅行にも胸を張って出かけることができるようになった。
もちろん海外旅行の出発前には、それなりの準備が必要で
眠る時間を削って準備に当てた。
休みといっても建設会社の実体は、実際には会社に
のこって作業をしている人もたくさんいたのだ。
現在では多少ましになっているが、基本的に
建設会社の体質は全く変っていないといえる。
建設会社の管理の基本は社員に自由な時間を与えないこと
ではないかと思ったほどだ。

現在ではロータス123はマイクロソフト社のエクセルにとって
かわられ、jwc cad は auto cad にとってかわられてしまっているが、
ロータスのデータはエクセルでも使用できるし、
jwc cad で作成した図面は auto cad にも変換できるように
なっている。
ロータスもjwc cad も現役で使用に耐えうるソフトウェアだと
いうことができます。

硬い話しになって、すみません。

kiyoshi matsui from Khonkaen, Thailand

この頁の行頭に戻る

Contents (index_2.htm)(目次)
Top Page (index.htm)(ホームページトップへ戻る) inserted by FC2 system